奉仕団体の鎌倉ロータリークラブ(RC)が今年で創立50周年を迎えた。それを記念して同クラブでは、留学生を支援する「米山奨学生」への寄附やミャンマーの女性の自立を促がす「マイクロクレジット」の実施、7月には日本サッカー協会の川淵三郎名誉会長の記念講演などを計画している。また、東日本大震災を受け、ロータリー組織を通して100万円の義援金を寄附した。
今月5日に鎌倉プリンスホテルで「記念例会」を予定していたが、震災を受け中止。その予算の一部として100万円、そして姉妹クラブの「彰化クラブ(台湾)」から寄せられた100万円を合わせ、鎌倉RCを通して計200万円を被災地義援金としてロータリー組織に寄附している。
国際的な奉仕活動も
50周年記念事業の一つ、国際奉仕「マイクロクレジット」の取り組みは、同クラブとして初めて。担保なしに小額の資金を貸し出す仕組みで、ミャンマーの女性自立を目的に約40万円を提供している。また、青少年奉仕として、4月12日(火)から同18日(月)まで、鎌倉生涯学習センターの地下ギャラリーで市立中学生による作品と、県下川崎、横浜を除く地区のRCメンバーによる絵画展も開催。7月23日(土)には、テレビ等でお馴染みの日本サッカー協会の川淵三郎名誉会長を招いて、記念講演「夢があるから強くなる」を予定する(詳細は調整中)。同クラブは、青少年育成として毎年少年サッカー大会を開催しており、その一環として実施する。
今田正廣会長(84)は創立50年を迎え、「お金だけでなく、体や知恵を使いながら地道に地域社会に尽くしていきたい」と語り、「私たちの活動が、結果として世の中のためになれば」と話した。
鎌倉RCは、1961年に会員35人で設立。国鉄横須賀線の若宮大路橋脚の撤去運動(64年)や鎌倉駅西口、市庁舎周辺に山桜100本寄贈(76年)、市へ消防広報車寄贈(81年)、鎌倉文学館へ大時計と山桜の寄贈(86年)など、様々な活動を行ってきた。京都・奈良とともに「三古都RC」として定期交流事業を開催しており、また金沢RCとも友好関係を持つ。現在メンバーは71人。
鎌倉版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|