雨天時は第一小学校での開催
５月３日（火）、由比ガ浜の鎌倉海浜公園で「鎌倉子どもチャリティイベント」が行われる。「東日本大震災の被災地の子どもたちを笑顔にしよう」と企画されたもの。プレゼントとして届ける品々を持ち寄り、また募金活動や収益金の寄付を行う。当日は、ミュージシャンらのパフォーマンスも予定。現在、出店ブースの参加者も受け付けている。
実行委員長の井上アンナさんは、市内中学校の教壇に立つ英語の教師。２００５年のスマトラ島地震の際も、海浜公園で救援呼びかけのためのフェスティバルを開催している。
今回も知人・友人たちから輪を広げ、震災から１カ月余という短い期間の中で準備を進めている。
スマトラでの現地支援でアンナさんの印象に残っているのは、衣類など支援物資が大量にあまり、ごみの山となっている光景だった。「支援のための物資がごみになっていたのはショック」と話すアンナさんは「被災者が欲しいものを聞き、それをすぐに届けることが大切」と支援の原則を示した。
バッグに愛を詰めて
当日は、会場で被災地の子どもたちへ届けるための文房具（新品）、小さなおもちゃ、子供向けＤＶＤなどの提供を呼びかける。これらの品は、手提げバッグに入れて、岩手県陸前高田市の小学校へ他の支援物資とともに届けられる予定だ。バッグは、１千個を目標に市内のＰＴＡやカトリック雪ノ下教会の協力を得て、手作りで製作が進む。生地は洋服生地などの専門店である大町の（株）スワニーが一部を無償提供している。
会場では、大きな紙にメッセージを描いたり、各国の遊びを通じた世界の人たちとの交流、ヨガやフェイスペインティング、岡村ケンイチさんによる「似顔絵セラピー」などを企画。また、イベントに賛同した、歌手のおおたか静流さん、ダンサーの中馬よしこさん、篠笛奏者の村山二朗さんによる演奏やパフォーマンスも予定する。午前10時30分から午後３時30分まで。
同実行委員会では「イベントを楽しんでもらいながら、防災を学び、被災者支援を行ってもらえれば」と話す。軽食や物販などの出店者も募集中（開催協力費として１千円）だ。
問・【携帯電話】️０９０（６０２５）５１０７実行委の一ノ瀬さんまで。詳細はホームページhttp://heart1jp.weebly.com/からも確認できる。
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