被災地へ祈りの托鉢 建長寺・円覚寺合同で
建長寺と円覚寺の僧たちによる合同托鉢が、先月27日に行われた。東日本大震災救援としてのもので、両山および近隣地域の寺からあわせて100人ほどの僧が参加した。托鉢で集まった募金は全日本仏教会を通じて日本赤十字社に募金される。
托鉢は修行中の僧が行うものだが、今回は建長寺の吉田正道老師や酒井宗充老師、円覚寺の横田南嶺管長らが中心となり、修行をおさめた僧侶も多く参加した。
建長寺と円覚寺の合同での托鉢は阪神大震災、中越沖地震に次いで今回で3回目。震災発生から四十九日の法要として同日の日取りとなった。
建長寺に集合し、方々に分かれて托鉢。建長寺だけでも3班に分かれ、高徳院から長谷、六地蔵などを歩き、円覚寺の僧たちは大船方面を歩いた。大勢の僧が列を成して祈りの声をあげ、道々の商店などから募金を集めた。
建長寺教学部長の永井宗直氏は「托鉢には自らの祈りと追悼の祈りも込められており、義援金というかたちで街の人の温かい気持ちも預かる。修行と追悼の祈りの両面の意味合いをもって行として今日は歩いた」と話す。
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