市内腰越の広町緑地で6月11日(土)、今年で6回目を迎える「田植え祭り」が行われる。同地は、里山の風景を今に残そうと市民が鎌倉市と協働で保全・管理を行う、約60ヘクタールの土地。現在、主催の「田んぼの会」では参加者を募集している。
広町緑地では、豊かな自然と多様な生態系を次代にも伝えていこうと、雑木林の再生や田畑の復元、散策路の整備といったボランティアグループによる活動が行われている。
「田植え祭り」は、昔ながらの農法で米作りを行っている「田んぼの会」が中心となって企画したもの。 同会では、2005年より、同地の休耕田を復元。翌年から、地元の親子連れなど市民参加のできる「田植え祭り」を実施している。同会では、「わが子に田植え体験をさせてみたいという親御さんたちに毎年、好評です」と話す。開墾された田んぼは、5枚で6アール。昨年は、358人(半数が子ども)が膝まで泥につかりながら田植えを楽しんだ。
植えられる苗は「キヌヒカリ」と、もち米の「マンゲツモチ」。「田んぼの会」の豊田充さんは「キヌヒカリは強く、比較的育てやすい品種。昨年は150キログラムほどの収穫があった」と話す。田んぼは無農薬。数百メートル先の湧水から水路を作り、水を引いて育てている。
「田植え祭り」は午前9時から。参加費は300円(昨年の収穫米のおにぎりと飲み物付き)で高校生以下は無料。小雨決行(荒天翌日順延)、駐車場なし。
詳細は【電話】0467(23)3471・豊田さんまで。鎌倉広町市民協議会のHPhttp://hiromachinomori.org/でも確認できる。11月には、米のほか、畑でとれた作物もふるまう「収穫祭」も予定する。
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