鎌倉では本日7月1日(金)に海開きとなる。期間は8月31日(水)まで。県保健福祉局は5月に各海水浴場で放射線量の検査を実施、県内の海水からは検出されなかった。また、鎌倉市は今年、海の防災対策に力を入れる。
本日1日、腰越、材木座、由比ガ浜の3つの海水浴場が海開きとなる。期間は8月31日までの62日間。毎年恒例の神事は腰越海水浴場で午前10時から。鶴岡八幡宮の神職が祈祷を行う。神事に引き続き10時30分から海開き式が行われ、松尾崇市長の挨拶やライフガードと消防による救助訓練などを予定している。
県と市では今年、震災の影響から海水の放射線量の検査と、津波の防災対策に重点を置く。環境省が先月、水道水の放射性物質の規定値(セシウム200ベクレル、ヨウ素300ベクレル)よりはるかに厳しい海水の値(セシウム50ベクレル、ヨウ素30ベクレル・いずれも1リットルあたり)を示しているが、県保健福祉局は、従来の水質検査に加え各海水浴場の放射性物質の検査を実施。検査機の測定では一切検出はされなかった。同局では「安心して海水浴が出来る環境」としている。
鎌倉市では津波を意識した防災対策に注力。これまでは津波警報等が発令された後、市から各海水浴場の監視所に電話連絡していたが、今年からは全ての監視所にラジオを設置。市からの連絡を待たず、現場の判断で迅速な対応を可能とする。また、海の家や監視所に「津波ハザードマップ」を掲示し、1時間ごとに放送で避難経路の確認を呼びかける予定。来場者各自の防災への意識向上も期待する。先月21日から23日には海開きを目前に各海水浴場で防災訓練を実施。ライフガードや海の家も参加し、高台までの避難経路を確認した。
市観光課によれば昨年の海水浴場の来場者数は約95万人。今年の海の家は3海水浴場25店が出店予定で昨年とほぼ変わらない出店数となっている。(株)テレビ東京や日本たばこ産業(株)、MTV Networks Japan(株)が海の家を出店予定。
由比ガ浜海水浴場では携帯電話の位置情報を利用したゲームの展開などが企画されている。
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