鎌倉で活動する子どもたちによる劇団「鎌倉こどもミュージカル」の公演「あまんじゃくの桜貝」が7月21日(木)、鎌倉芸術館で上演される。この劇団は、都内に拠点を置きミュージカルなどを興業している(有)劇団BDP(青砥洋代表)による児童劇団「大きな夢」の鎌倉支部で、設立から、4回目の公演となる。
昨年の公演「ロンの花園」で好評を得て、入団希望者も増え現在34人となった。小学生から高校1年生まで在籍しており、年齢層も幅広い。「大きいお姉さんが小さい子を誘導したり、出来ない子に教えたりしている」と団員同士の仲の良さを父母会は話す。
本番を間近に控え、稽古にも熱が入る。今回上演される「あまんじゃくの桜貝」は昭和の日本が舞台。心と言葉がさかさまの「あまんじゃく」なゲンタが病気の母とともに村に来たサチに想いを抱くストーリー。願い事を叶えるといわれる桜貝が鍵となっている。子どもたちは本番まで1カ月を切り、衣装に慣れるため浴衣を着て稽古に励んでいた。履きなれていないぞうりでダンスを練習したためか、足を痛がる子の姿も。新しいダンスを先生が手本に見せると、「難しい」と言いつつも何度も繰り返し踊っていた。
追加公演も決定
父母会は「年々、公演を観に来られる方が増えている。子どもの演技とは思えない本格的な舞台が魅力」という。そのため、今回予定していた2公演はチケットがすでに完売。急遽、同日の午前11時30分から追加公演を行うことを決定した。父母会は「子どもたちは本当に楽しそうに稽古をしている。公演前にはこれまでに見たことのない真剣な表情を見せる」と語った。
来年の公演に向けて、鎌倉こどもミュージカルでは団員を募集している。8月26日(金)には無料体験レッスンを開催。時間は午後6時から8時で、今公演終了後から参加受付を行う。
チケット申し込みなど問い合わせは【携帯電話】080(2069)6286同父母会・城樂さんまで。
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