「海遊びの楽しさを、もっと多くの子どもたちに知ってもらおう」と、材木座海岸で今月2日から4日の3日間、鎌倉ライフガード(多胡誠代表)による「海の水泳教室」が行われた。今年初めて開催されたもので、地元の小学生を中心に37人が参加した。
利用者の安全を守るため、海水浴場で監視や救助活動を行う鎌倉ライフガードには約90人が所属する。
例年は坂ノ下の市営プールで水泳教室を開催していたが、今年は同プールの改修工事の影響から実施が難しく、「それなら海で開催して、鎌倉の海にも親しんでもらおう」と、同海岸での運びとなった。
「水が怖い」という低学年から上級者まで、泳力によりクラス分けをして指導。波や砂があるため、プールとは一味違う、海での泳ぎ方に子どもたちは元気いっぱいに取り組んだ。多胡代表は「この『海の水泳教室』を材木座海岸の恒例行事したい」と話す。
また、津波や原発不安から来る「海への不安」を払拭しようと今夏、県下の各海水浴場のライフガードたちは「海イコール怖いところじゃない」、「海との付き合い方を今一度考え直そう」と広く伝えていくための計画を始動させた。
このプロジェクトでは「Respect Ocean Kanagawa(リスペクトオーシャン神奈川)」を合言葉に、海への思いを共通認識として日々の活動を行っていく。
オリジナルステッカーも制作し、監視所や水上バイクなどに貼っていく。鎌倉ライフガードの理事で、同プロジェクトのリーダーを務める佐藤雄太さんは「多くの人と思いを共有したい。ステッカーは希望者への販売も考えており、収益は義援金にあてる予定」と話す。
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