観音の下で平和を願う 第13回 アジアフェスティバル
今月10日、大船観音寺(市内岡本)で「第13回ゆめ観音アジアフェスティバルin大船」が行われた。夕暮れ時には境内に約800ものろうそくが灯され、幻想的な雰囲気に。親子の姿も多く見られ、晩夏を彩るイベントとなった。
このフェスティバルは世界平和を願い、毎年9月に行われている。観音像前のステージでは八重山舞踊や南インド寺院古典舞踊などアジアの芸能奉納が行われた。他にも早稲田大のちんどん研究会など計13組が参加し、観客も一緒になって踊るなど会場を沸かせた。また、インド料理やアジア雑貨の屋台も並び、約2000人が訪れたという。
ステージ発表の最後には、実行委員会による平和宣言と万灯供養法要が行われ、境内はろうそくの灯りで彩られた。火は境内にある「原爆の火」から。願いを書き込めるろうそくも販売しており、来場者はそれぞれの願いを記していた。
境内には屋台の他に被災地支援のコーナーも設けられ、”負けない”と”頭に巻けない”をかけた短い「まけないタオル」などを販売。ろうそくの収益も合わせて公益社団法人シャンティ国際ボランティア会を通じて被災地に寄付される。実際に現地に赴いた実行委員会の亀野哲也さんが撮影した宮城県石巻市などの写真も展示され「直後は殺伐とした景色だったが、半年経って草木が生え、景色が和らいできた」と話した。
同フェスティバルの主催は曹洞宗の国際布教を行う「SOTO禅インターナショナル」による「ゆめ観音実行委員会」。世界の恒久平和を祈願して建立された大船観音にちなんで、「つながる ひろがる アジアの ねがい」がテーマ。
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