「広町田んぼの会」(豊田充代表)は鎌倉3大緑地の一つ、広町の田んぼの復元を目指して稲作活動を行う団体。2005年から休耕田を復活させ、田植えや稲刈り、収穫の時期に毎年イベントを行っている。「稲刈り祭」は今回で6回目の開催となる。
田んぼは全部で6アール。その内1アールがもち米で、それ以外はキヌヒカリなどのうるち米。9月半ばに関東地方を襲った台風15号の影響で稲はほぼ全部なぎ倒されたものの「穂が泥につくまでは倒れなかったので収穫には問題なかった」と豊田さんは話す。
収穫は全て手作業で行う。のこぎり鎌を使用して刈り取り、束ねて乾燥させるために、はさにかける。常連参加者が増えたためか、豊田さんによると「子どもが刈った稲を親が束ねて畦に運ぶ『親子分業』が多くみられ、効率よく収穫できた」という。
11月19日(土)には「収穫祭」を行う予定。今回収穫した米をおにぎりにして販売する。「野外で釜を使用して炊くご飯は格別」と豊田さんは話す。また、福島の原発事故を受け、収穫祭までには今回収穫した米のセシウム量を検査する。
「今後は田んぼを1面増やして拡大したい」と豊田さんは語った。
田んぼが金色に光る、秋が訪れた。たわわに実った稲穂の周りをトンボが飛び交う広町緑地で「稲刈り祭」が今月2日に行われた。主催の「広町田んぼの会」のスタッフと近隣の子どもたちや親子連れなど合わせて過去最多の131人が参加した。午前9時から手作業で6アールの田んぼの稲刈りを行った。精米後は約200kgとなる見込み。
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