鎌倉版 掲載号:2011年11月11日号
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鎌倉彫協同組合が60周年 資料館で記念展示 12月27日まで

文化

作品にさわれるコーナーも
作品にさわれるコーナーも

 鎌倉彫協同組合(坂本豊理事長)が今年で創立60周年を迎えた。これを記念して鎌倉彫資料館(市内小町)では現在、記念展示「鎌倉彫のある暮らし」を開催しており、初日の今月1日にはオープニングパーティーが開かれた。また、同組合初の試みとして、鎌倉彫の釣り銭盆の無料レンタルを市内の飲食店やホテルなど12店舗で実施中だ。

 鎌倉彫を広く周知することを目的に、協同組合が設立されたのは戦後間もない1951年。その後、女性のたしなみの一つとして習い事の定番となり、1977年には鎌倉彫資料館を開いた。現在は定年後の男性の趣味としても親しまれるなど、市民の身近な伝統工芸としてその一端を担っている。

 9人でスタートした同組合は現在、約40人で構成されている。不景気のあおりを受け、習い事としての鎌倉彫は厳しい状況にある。この事態に坂本理事長は「今が転換期。地域の人に親しみをもってもらえる伝統工芸にならなくては」と話し、今回の記念展のテーマを生活に設定。食卓用品や花器などを通し、これまでの調度品のイメージから一歩、身近に感じてもらうことを目的としている。

 また、市民に鎌倉彫をもっと身近に感じてもらおうと、鎌倉彫の釣り銭盆を地域の商店に無料レンタルしており、11月から3ヵ月間、鎌倉プリンスホテルなど12の店舗で取り組んでいる。

 坂本理事長は「たとえ伝統工芸品といっても、使い込んでこそ風合いが出てくる。地元の人に、もっと日常に鎌倉彫を感じてほしい」と話し、現在、小学生などを対象に鎌倉彫教室を行うなど、外に向けた活動に力を入れている。

 市内の鎌倉彫の団体としては、他に1978年に設立された伝統鎌倉彫事業協同組合などがあり、ともに地域の伝統を支えている。

 鎌倉彫の歴史の始まりは、鎌倉時代に遡る。中国・宋より入ってきた禅宗の仏師にその起源があると言われている。仏像を彫る技術から生活用品などを作る技術に変化し、現在の伝統工芸の道へ進んだ。

 記念展の問合わせは【電話】0467・25・1500同資料館まで。
 

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