秋が深まり、紅葉のシーズンが訪れた。今夏の台風の影響で葉の色づきが懸念されているが、先月26日の源氏山公園には家族連れや、カメラを手にした見物客が訪れ、例年とはやや異なる山々の様子を写真に収めるなどしていた。
鎌倉の紅葉は、例年11月下旬から12月上旬が見ごろで、寺社とのマッチングも美しく、多くの観光客の目を楽しませている。しかし、今年は例年のような色づきが見られていない。
その要因について市観光協会では、「夏に発生した台風で葉が潮をかぶってしまったからでは」と推測するが、「銭洗弁財天では紅葉を確認している」とし、海から離れた山あいの方は塩害の影響も比較的少ないという。近年、温暖化の影響で紅葉のピークがずれ込む傾向にあり、12月に入ってから色づき始めるケースもあるようだ。
この時季恒例の紅葉のライトアップを行う長谷寺では「今年のようなケースは稀。逆に珍しい体験をしてもらえれば」と話す。ライトアップは12月18日(日)まで。
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