鎌倉にゆかりのある歌人の集まり「鎌倉歌壇」による短歌集「かまくら歌枕」が今月15日、(株)冬花社(市内材木座)から出版された(四六判155頁・税込1260円)。市内書店に並ぶ。
鎌倉駅・鶴岡八幡宮周辺をはじめ、金沢街道や御成・扇ヶ谷、北鎌倉から大船など、市内を7地区に分け、それぞれの名所を写真とともに314首の歌で詠み上げている。参加した歌人は同歌壇メンバーを中心に108人。
今月13日には、同歌壇会長を務める歌人の尾崎左永子さんと、瑞泉寺住職の大下一真副会長が市役所で会見を行った=写真。
尾崎会長は「和歌を知らなくてもこの本を手にとって名所を訪れてもらえたら」と話す。大下副会長は「比較的わかりやすい歌も多い。和歌を身近なものに感じて欲しい。そのきっかけになれば」と思いを語った。
鎌倉は「万葉集」にも詠まれており、また秀でた歌人であった源実朝は広く知られる。現在も歌人が多いという。その短歌と関わりの深い鎌倉の歌枕集をつくろうと同歌壇は、発足当初から二階堂の瑞泉寺や北鎌倉円覚寺、長谷高徳院などで「吟行歌会」を開催。その歌をまとめ上げたのが今回の歌集となった。同書の問い合わせは【電話】0467・23・9973冬花社まで。
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