毎年恒例の「筆供養」が先月25日、荏柄天神社(市内二階堂)で行われた。好天のもと境内には、開始前から多くの参拝者や見物客が集まった。
境内中央の梅鉢に、奉納された約3千本の古筆や鉛筆が積み重ねられた。斎主が点火した後、参拝者が持参した筆を自ら火にくべ、書の上達を祈願した。
市内に住む男性(80)は「孫が短くなるまで使った鉛筆」を供養。静岡県から来た女性(31)は「捨てるなら供養してみようと思い、初めて来た。自分で供養できてよかった」と話し、筆の多さに驚いていた。
また、本殿の周りには4千枚もの絵馬が掛けられ、横浜から来た男子中学生(15)は、「中学受験の時のお礼と、今度は高校受験合格のお願いに来た」と話した。
市内一の早咲きとして知られる同天神社の紅梅は開花が遅れ、まだつぼみのまま。「市内全体で遅れているようだ。塩害の影響では」と同天神社では話した。
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