市内で活動する「鎌倉交響楽団(山本賢二団長)」は今年で50周年を迎える。記念行事の演奏会を鎌倉芸術館で3回企画しており、初回は3月3日(土)の「第10回ファミリーコンサート」。午後2時開演で、入場料は1千円(1時30分よりプレコンサート)。他にも記念事業としてコンサートのパンフレットに同楽団のこれまでの歩みを掲載する予定。
50周年を記念したコンサートには、各回それぞれテーマが設けられている。初回となる3月3日(土)にはショパン国際ピアノコンクール、アジア大会で入選の実績を持つ御成中学校2年の槙和馬さんも出演し、若さと力強さをテーマに。6月9日(土)の2回目ではドヴォルザークの「新世界より」など有名曲を選んだ。最後を飾る10月27日(土)「第100回定期演奏会」は演奏時間の長さから、選曲を断念してきたマーラーの「復活」に挑戦する。いずれも市教育委員会後援。50周年記念事業委員会の菅井直介委員長は「この機会により多くの人にクラシックを楽しんで欲しい」と話す。
同楽団は1963年創設の市内初のアマチュアオーケストラ。終戦直後に結成され、4年ほどで解散したプロアマ混成の第一次「鎌倉交響楽団」の系譜を継ぐ団体として、音楽評論家の野村光一さんら5人が主体となり立ち上げた。定期演奏会や幼稚園でコンサートを年間6回ほど行っている。
当初団員は20人ほどで楽器も奏者も足りず、活動が危ぶまれた時期もあった。だが約20年前から団員数が伸びだし、100人を超えるほどに成長。現在20代から70代まで、学生や主婦、会社員など、幅広い年齢層と肩書きの地域住民で構成されている。
創設時から所属する山本団長は「前向きに演奏することがモットー。温かみがあるのが鎌響の特長」と話した。また、「100周年に向けて長く継続していきたい」と抱負を語った。
問【電話】0467・46・6995菅井さんまで。
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