鎌倉のトイレマップを市民団体「イマージュ23(上田康史代表)」がこのほど完成させ、2月15日からインターネット上で公開している。53ヵ所全て現地調査を行い、トイレットペーパーの有無や清掃回数などを考慮して三ツ星で評価している。
特に観光客が集まる鶴岡八幡宮や鎌倉駅、長谷駅周辺など鎌倉地域の公共トイレを徹底的に調査し、全部で53ヵ所を掲載した。地図はグーグルマップを利用。トイレの場所ごとに印をつけ、写真も掲載している。
評価は洋式や和式などの設備面、清掃頻度やトイレットペーパーの有無などの衛生面・管理面から判断。上田さんは「温水洗浄便座までついていたら三ツ星にしようと思ったが、1つもなかった」と話す。
今回トイレに注目したのは、鎌倉の地に、あまりにもトイレが少ないことに驚いたことがきっかけだった。
広告代理店を経営してきた上田さんは引退後、それまで苦手としてきたパソコン技術を克服するべく、1年間、藤沢にある専門学校で基礎からプログラミングまでを学んだという。それと同時に、自宅のある大和市から藤沢市に通うことで鎌倉が近い存在となり、観光を目的に週1回のペースで通っていた。
上田さんは「散策すればするほど、トイレが少なくて困った」と話し、見つけたトイレ一つひとつの状況を手帳に書き留め続け、その数は3冊にのぼる。
昨年10月には専門学校の卒業制作として同マップの企画を提出。4人の仲間と共に情報収集から始め、年明けからマップ制作に取り掛かり2月で作業が完了。同月15日にインターネット上で公開した。今後も活動を展開させるため「イマージュ23」を立ち上げた。
現在、紙によるトイレマップの作成を視野に入れ、鎌倉の観光マップも新たに作成している。他にも市観光協会のホームページとの提携などを調整中だ。鎌倉の次は江の島や藤沢、横浜のトイレマップの作成を計画しており、上田さんは「マップにもれているトイレがあれば、一報を」と呼びかけている。
問【携帯電話】090・3237・7089上田さんまで。トイレマップは以下のURLで確認できる。http://www.image23-japan.net/
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