先月19日付で鎌倉署長に就任した。これまで刑事部では現場を、総務・警務部では組織内部の仕事を経験し、警察学校の教官として幹部育成にも携わった。「『人を育てる』という良い経験ができた」と語る。
前所属は県警本部刑事部の国際捜査課長。今回が20回目の異動で、川崎や大和、小田原など、県内さまざまな地域を見てきた。鎌倉の印象を、「城下町として歴史のある小田原と雰囲気が似ている」とし、「穏やかな街で犯罪や事故も少なく、県下でも治安が良い」と話す。「警察が地域に溶け込み、市民との信頼関係ができている」と感じるという。
横浜出身、59歳。警察人生42年目の集大成となる。「体験してきたことをしっかりと後進に伝えていきたい」とし「警察の仕事は全てが真剣勝負」と強く語る。また、「『安全に』というと枠にはまってしまう。マニュアル通りではなく、自分で考えて行動できる警察官を育てたい」と話す。
世界遺産登録を見据え「前例踏襲の警備ではなく常に新しい視点を持ち、行事ごとにしっかりと反省点を話し合わなければ」とし、「地域に根ざした警察を目指していきたい」と話した。
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