鎌倉女子大学高等部(千葉充部長)陸上競技部2年生の森本鈴佳さんが、9月16日に相模原麻溝公園競技場(相模原市南区)で行われた第54回「県高等学校新人陸上競技大会」の女子5000m競歩で29分38秒93のタイムで大会記録を更新し、初優勝を飾った。森本さんは10月27日に山梨県で行われる第16回「関東高等学校選抜新人陸上競技選手権大会」に県代表として出場する。
県大会には各地区大会を経て進出した14人が出場。上位3人が10月に山梨県甲府市で行われる関東大会へと駒を進めた。森本さんは昨年に続き、2年連続の関東大会出場となる。
県大会は混戦で、7人までが大会記録更新という展開に。森本さんと2位の選手との差はわずか1秒。優勝タイムは、従来の大会記録を2分以上も更新するものだった。「タイムよりも失格にならないようにフォームを意識した。残り4周で先頭に立って、このまま行ければと思った」と森本さん。「常にどちらかの足が地面に接していなければならない」「前脚は接地の瞬間から地面と垂直になるまで膝を曲げてはならない」など厳しくルールが定められている競歩は、「失格との戦い」でもあるのだという。「難しい競技だけど、正しいフォームや歩き方のコツを覚えると記録や成績が上がる」と魅力を語った。
森本さんは「26分16秒77の自己ベストを更新したい」と関東大会の抱負を語り、今後の目標を「来年夏のインターハイに出たい」と話した。
同部顧問の長柄歩教諭は「試合にベストな状態で臨むとともに、昨年の6位入賞を超えられるよう力を出し切って欲しい」と話した。
11人で切磋琢磨
同部は高校生9人、中学生2人の計11人で、朝や放課後、土曜日などにグラウンドに出て練習している。高校生は現在、11月に行われる県高校駅伝に向けて、長距離中心の練習に取り組んでいるという。
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