認知症の高齢者などの権利保護を目的として8月に設立されたNPO法人「鎌倉成年後見・文化財支援センター」(小田恭平理事長)は、電話相談窓口「鎌倉みまもり」を開設している。
同法人は、市内の行政書士を中心に、社会保険労務士・司法書士・弁理士が参加する。総勢13人。
取り組み内容は、依頼者の定期的な訪問や生活状況の見守り、諸々の相談などを行う「みまもり」を中心とする(有料で月3800円と実費)。その他にも、本人の判断能力があるうちに後見人を決め、能力低下に備える「任意後見人」などにも対応する。
相談者の意向によっては、入退院・日常生活費の出し入れ・介護サービスの利用などの事務手続きなども行う(別途契約)。また、同法人では、身近な法律家集団として財産を狙った犯罪などから高齢者を守る役割も掲げている。
同法人は、成年後見制度を利用してもらおうと、制度の趣旨に賛同する市内の行政書士らが集まったもの。副理事長の松岡武彦氏は「成年後見制度は、本人の自己決定権を尊重する制度。能力が十分でない場合に、その人の権利を守る必要がある」と設立の意義を語る。相談窓口は【電話】0467・31・5534。
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