インターネット検索サイトを運営するGoogle(グーグル)主催のデザインコンテストで、この度、県立大船高校2年の加藤鮎美さん(16・稲村ガ崎在住)の作品が高校生の部で全国10作品の1つに選ばれた。
「Next Our Home」と題する加藤さんの作品は、電車の窓で「Google」の文字を表現し、窓からは地球が見えるというもの。
このコンテストは、「Doodle 4 Google」(ドゥードゥル フォー グーグル)という名称で、日本全国の小中高生を対象に今年で4回目。同社名文字を独創的なアイデアでデザインする「Doodle」(いたずら書き)に由来する。今年は「100年先の未来」をテーマとして、全国から10万点を超える応募があったという。
大船高校では、美術の浅野操教諭の指導により昨年から夏期課題として同コンテストに参加しており、昨年は、三船亜子さん(当時1年生)が高校生部門で1作品に贈られる最優秀賞に輝く快挙。今年は、課題として提出された約110点の作品を応募している。
高校生部門の10作に選ばれた加藤さんは、作品について「100年先の未来でも地球が青い星のままであって欲しい。その願いを込めた」と説明する。
当初は飛行機にしようと考えたが、「窓が小さくて『Google』を表現しにくかった。だから思い切って電車にした」という。座席の色は濃い青で車内の雰囲気も、意図せず通学に使用する横須賀線のイメージになったようだ。
今回の作品は、絵の具などの画材は使わず、数年前にお年玉で購入した「ペンタブレット」(パソコンで絵を描く装置)で制作した。卒業後は美術大学進学を目指し、専門の予備校に通う。「将来はデザインの仕事をしたい」と話していた。
今年の最優秀およびグランプリは、インターネットからの一般投票(11月20日終了)の結果を踏まえ12月上旬に決定予定。審査は同社スタッフおよび大学生らが担当した。
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