学童保育や遊び場を提供する「子ども会館・子どもの家」が1月12日、市立第一小学校(由比ガ浜2丁目)の隣に開設された。アスレチックが設置された「プレイルーム」など充実した設備となっている。
12日には式典が行われ、保護者や関係者をはじめ松尾崇市長や市議会議員らが参加し開設を祝った。式典後には、同会館で遊ぶのを待ちわびた地域の子どもたち約30人が、駆け足で会館内に入る姿が見られた。
施設は鉄骨造2階建てで敷地面積は約420平方メートル、建物面積は約363平方メートル。総工費は約1億2千万円かけた。
会館内には、プレイルームをはじめ、卓球などができる多目的室、また屋上には人工芝が敷かれ、一輪車などを楽しむことができる。
「第一子ども会館」が開設されたことで、市立の全16小学校区で同会館が設置されていないのは、御成・稲村ヶ崎・関谷の3校区となった。
「子ども会館」とは、市が提供する乳幼児の親子から中学生までが利用できる遊びのための施設。
「子どもの家」は、共働きなどの家庭の子どものための施設で、主に放課後に利用することから学童保育と言われている。原則、子ども会館内に併設されており、利用は市青少年課への申請が必要。月5千円の利用料がかかる。
子どもの家は、全小学校区に設置されており、稲村ヶ崎・深沢・関谷では小学校内に設置されている。
第一小校区ではこれまで、子どもの家を由比ガ浜公会堂内に設置していた。以前から子ども会館の必要性が検討されており、2000年の12月市議会で建設が決定。同校隣接の市有地に昨年5月から工事が開始された。
同会館の主任指導員、山本一美さん(50)さんは、「地域の方々の理解があってこそ、開設することができた」と感謝の意を語った。由比ガ浜公会堂内の子どもの家を利用してきた41歳の保護者は、「自由に遊べる場所ができてうれしい」と話していた。
鎌倉版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|