昨秋に青森県で行われた吹奏楽の東日本大会で、金賞に輝いた市立腰越中学校(石渡篤美校長)の吹奏楽部が3月24日(日)、同校大アリーナ(体育館)で演奏会を行う。同校ではこれまで、単独での演奏会を行っておらず、今回地域住民らから開催を望む声を受けて実施の運びとなった。
腰越中学校は昨年10月に行われた「東日本学校吹奏楽大会中学校部門」で金賞を受賞した。顧問の浅野佳子教諭(57)によると「県南地区初」という快挙に、地域住民らも湧き立ち、演奏会を強く要望。受賞の6日後に、急きょ凱旋コンサートが開催され、体育館いっぱいの観客が演奏に聴き入った。浅野教諭は、「エネルギッシュでパワーがある。それが演奏に出ているのでは」と同校の特長を話す。
同校は例年、3月に県南地区の中学・高校合同で行われる「県南吹奏楽フェスティバル」に参加しており、定期演奏会などの単独での活動発表は行っていなかった。今回、地域町内会などから「ぜひもう一度披露を」との声を受け、「スプリングコンサート」と題して同校だけの演奏会を開催する運びとなった。
生徒も特別な思いでこの日に臨む。それぞれの道へ進む3年生にとって、現メンバーで最後のステージ。曲目も3年生中心に選んだ。前部長の中島帆波さん(3年)は「大好きな浅野先生の指揮はこれで最後。最高の演奏を」と意気込む。
3年生からバトンを受け継ぎ部長となった井口(いのぐち)ケイさん(2年)は、「2年連続東日本大会金賞を目指したい」と今後の抱負を語る。
演奏会は午後1時30分開場、2時開演。入場無料。受賞曲の「ダッタン人の踊り」をはじめ、「ラプソディインブルー」「春の猟犬」など計11曲を披露。東日本大震災復興を願った曲「陽はまた昇る」も演奏する。問合せは【電話】0467・31・1500同校へ。
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