市内のNPO法人 無償の永代供養墓を建立 「死後の悩み」解消へ一石
身寄りのない人や納骨する墓を持たない人のための永代供養墓「地縁の碑」が、市内長谷にある光則寺に建立された。4月5日に4人の遺骨が埋葬された。
「血縁による支えから地縁による支え」を掲げ、2006年に設立、鎌倉市・逗子市・葉山町で一人暮らしや認知症の高齢者などの後見・支援活動を行っているNPO法人「湘南鎌倉後見センターやすらぎ」(市内由比ガ浜、小関和雄理事長)が建立した。
後見活動の中で、「配偶者を看取ったが、自分を見送ってくれる人がいない」など、被支援者が死後に大きな不安を抱えていることを知った同法人は、2年ほど前から無償で納骨できる永代供養墓建立を計画。同寺の横山仁雄(きみお)住職(67)が同法人の後見監査を務めていることから、境内の一角に宗派を問わない供養墓を建立する運びとなった。
費用約1千万円は建立趣意書の賛同者からの寄付で工面した。横山住職は「地域の中でお寺が貢献できれば」と話した。
埋葬は同法人の被支援者とその配偶者が対象。
問合せは【電話】0467・23・9515同法人へ。
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