市内津町内会地区の老人会結成総会が4月16日、腰越行政センター(市内腰越)で行われた。およそ1300世帯を抱える同町内会地区で、住民の声を受けて発足。地域では高齢化が進んでおり、住民同士の新たなつながりの創出が期待される。
総会には来賓を含め会員約50人が出席した。冒頭に同会発起人の一人で、津町内会会長の石井信さん(73)が結成の経緯を説明。さらに会の名称や役員、会則、2013年度活動計画などが承認された。
会の名称は「腰越・津いきいきクラブ」に決定、会長には市内津西に住む二宮康江さん(70)が就任した。二宮さんは「皆様と一緒に一日一日を元気に、健康で明るく過ごしていきたい」と挨拶。今後は懇親会をはじめ健康保持や趣味・教養向上のための催しを行い、清掃や防災訓練といった社会貢献や町内活動へも積極的に参加していく予定だ。
会員数は男性30、女性52の82人で、市老人クラブ連合会加入クラブで6番目の規模。最高齢は92歳の女性。津老人会の加入で同連合会のクラブ数は74となった。
高齢化進む地域
津を含む腰越地域で65歳以上の人が占める割合は32・62%(3月末現在)。これは市全体の28・54%を上回り、他地域と比べても高齢化が進む。一方、津では「ここ30年ほどの宅地開発による居住者の増加に比例して地域の関係が薄れ、老人会も自然消滅の状態だった」(石井さん)という。
しかし2016年に腰越地域の老人福祉センターが開設されることなどから、老人会の復活を望む声が地域から上がり、昨年末から準備会を重ねてきた。
会員の北野明裕さん(74)は「横のつながりを持つ機会が無かったので、積極的に利用したい」と話し、細井功子さん(69)は「皆で旅行に行けたら」と期待を寄せている。
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