台地区で町内会が行う防犯パトロールに小学2年生の男の子が参加しマスコット的存在となっている。5月24日には大船防犯連合協会総会で感謝状が贈呈された。
「台町内会です。大船警察署と合同で防犯パトロールを行っています」―拡声器を手に、町内を巡回するのは市立山崎小学校2年生の橋本玄(はるか)君。半年ほど前から同町内会の防犯活動に参加している。
きっかけは昨年10月、町内会の防犯パトロールを目にしたこと。「もともと大人の真似をするのが好き」(母・慈子さん)という橋本君が「一緒にやりたい」と頼み込むと、町内会のメンバーも快く迎え入れた。
今では月1回行われる防犯パトロールにほぼ毎回参加しており、実施日は学校が終わると全力疾走で帰宅。約20分の巡回中、列の先頭に立って下校児童の誘導や声掛けを行う。
父・等さんのお下がりのヘルメットや友達からプレゼントされたベストがパトロール時の「ユニフォーム」。授業の都合で参加できなかった日は「何で今日なんだろう」と悔しがるほど。
今では「掲示板にパトロールの告知が出ると、近所の人がこぞって教えてくれる」(慈子さん)など、町内の有名人に。こうした「貢献」が評価され、5月24日に大船防犯連合協会から感謝状が贈られた。橋本君は「もらえてうれしい」と満面の笑みを浮かべる。
根本義治町内会長は「橋本君が加わって、大人の我々も子どもの手本にならなければという気持ちに。これからも地域の力になってくれれば」と話している。
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