腰越中学吹奏楽部が9月21日、茨城県で行われる第19回東関東吹奏楽コンクールに出場する。同部は昨年、市内中学として初の全国大会金賞を獲得。今年も地区、県の各ステージを順調に突破してきた。顧問の浅野佳子教諭は「みんなの一生懸命が活きる舞台にしたい」と抱負を語る。
同部は昨年東関東で金賞を獲得。全国大会にあたる東日本大会でも金賞を初受賞した。2年連続の栄誉に期待もかかるが、浅野教諭は「順位や先のことは考えていない。曲の完成度を高める必要があるが、一人ひとりの力を結集させ、生徒自身が感動できるような演奏になれば結果はついてくるはず」と話す。
演奏する「展覧会の絵」はムソルグスキー作曲の難曲。次々と曲調が変化し、技術力はもちろん個々の表現力が問われる。17日の練習では一音一音の強弱やパートごとのバランス、全員の一体感などコンクールへ向けて細部まで確認。生徒たちはタクトを振る浅野教諭の厳しい指導に真剣な表情で応えていた。
部長の井口(いのぐち)ケイさん(3年)は「曲の解釈などみんなで意見をぶつけ合ってここまで進んできた。2年連続の東日本『金』へ向けてまずは東関東でベストを尽くしたい」と話す。副部長の珍田芽衣さん(3年)、田村愛理さん(3年)は「3年生は最後のコンクールにかける思いは強い。緊張はあるけど力を出し切りたい」と口を揃える。浅野教諭は「保護者など多くの支えがあってここまで来られた。感謝の気持ちで舞台に立ってもらいたい」と語った。
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