小学生の頃、卒業アルバムに記した「オリンピックに出場したい」という夢。昨年はそれを大きくたぐり寄せる1年となった。
10月にベルギーで行われた体操世界選手権に出場し、種目別あん馬で金メダルを獲得した。決勝では「途中の記憶がないぐらい」集中して臨み、会心の演技を披露した。
仙台市出身。4歳で競技を始めた。仙台大学で活躍後、鎌倉を拠点とする徳洲会体操クラブに入団。当初は「周囲のレベルの高さに圧倒された」が、ライバルに勝つために磨いてきたのが得意の「あん馬」だった。
オフタイムは本を読み漁る。その多くがアスリートや企業経営者の著作と言う。「2016年のリオデジャネイロ五輪で金メダル」という目標に向け「できることは何でもやる」と技だけでなく心を磨くことも忘れない。積み重ねた努力が、幼い日に憧れた夢の舞台へと導いてくれるはずだ。
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