御成町の「リサイクルハウス・みどりショップ」が今月末で閉店する。店舗の老朽化が理由で、運営母体である「みどりショップの会」も、9月をもって15年の歴史に幕を下ろす。
同店が開店したのは1999年6月。当時、広町や台峯など市内の緑地に開発の話が持ち上がり、保全を求める市民活動が活発になっていた。
そこで神奈川ネットワーク運動の会員らが中心となって、イギリスで行われていた「ボランティアでリサイクルショップを経営し、寄付品を販売して得た収益を海外支援などに当てる」という仕組みを、鎌倉の緑地保全に活かすため、同店の開店を決めた。
当初は広町と台峯の緑地保全を目的として活動をしており、同会代表の前田陽子さんは「2つの緑地保全が決まった時はとても嬉しかった」と振り返る。その後は寄付の範囲も広げ、これまで鎌倉で活動する市民トラスト団体等に総額2800万円を超える寄付を行ってきた。
しかし店舗の老朽化に加え、移転先の確保が難航したことから、このほど閉店が決まった。前田代表は「まず3年は頑張ろうと思っていたが、地域に溶け込み軌道に乗せることができた。大勢の人に支えてもらい感謝しています」と話した。
同店では31日まで閉店セールを実施中。問い合わせは【電話】0467・25・2239へ。
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