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紙芝居師なっちゃん 3年間の東北支援を報告 6月15日まで長谷で

社会

掲載号:2014年5月30日号

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体験をまとめた冊子などを展示する
体験をまとめた冊子などを展示する

 市内稲村ガ崎在住の「紙芝居師なっちゃん」こと中谷奈津子さん(35)が、東日本大震災被災地支援の活動報告展「Love Tohoku」を6月15日(日)まで、カフェ&バー「麻心」(長谷2の8の11・2階)で開催している。現地での体験をイラストと文章で記録した冊子や写真などが店内に展示されている。

 紙芝居師として全国でオリジナルの紙芝居を上演している中谷さんは、2011年3月、震災発生後すぐに被災地で活動を行うことを決めた。

 現地の社会福祉協議会などに連絡をとり、茨城県ひたちなか市に足を踏み入れると「想像以上に切迫した状況だった」という。避難所の沈んだ空気を払拭するように「元気いっぱいに表現しよう」と上演したところ、子どもだけではなく大人も集まってきて物語を楽しんだという。「おばあちゃんに『紙芝居なんて60年振り』とにっこりと話しかけられたときは感動しました」と振り返る。

 しかし誰しもが「紙芝居」という娯楽を受け入れてくれる訳ではなかった。「『お前は何も分かってない、帰れ』と怒鳴られました。石を投げられたことも」と中谷さん。ショックを受け紙芝居の上演をためらうこともあったが、それでも「始めたのなら生半可な気持ちでいてはいけない。逃げたら失礼だ」と何度も東北へ。繰り返し訪問するうちに、現地の人から受け入れられるようになったという。

 「最近は『東北に嫁に来い』と言ってくれる人も」と中谷さん。現在は月1回のペースで現地を訪れ紙芝居を披露している。「『なっちゃんまた来てね』と言われるのが何よりもうれしい」と笑顔で語った。

3年間の軌跡を展示

 震災から3年が経過。ボランティアの足が東北から遠のくなか「たった一人で続けたのは素晴らしいこと」という知人の言葉をきっかけに、報告展開催を決めた。

 体験を描きおろした冊子は全部で9冊にのぼる。また、現地の様子を撮影した写真25枚なども店内に展示。中谷さんは「震災のことを忘れて欲しくない。自分はそのときどう感じたか思い出すきっかけになれば」と話している。

 報告展は午前11時から午後9時まで。月曜定休。6月4日(水)は避難所運営者の手記の朗読会を、15日(日)は紙芝居の上演と音楽ライブを予定。いずれも午後7時から。問合せは【電話】0467・38・7355麻心へ。

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