市内で活動する防犯・防災ボランティア団体「鎌倉ガーディアンズ」(大津定博代表)が6月16日から、極楽寺坂切通し周辺で通学路の見守りを行っている。
これは稲村ヶ崎小学校(越川雅之校長)の要請を受けて行っているもの。同校の周辺では紫陽花が見頃を迎えており、成就院や長谷寺などを多くの観光客が訪れている。そのため人で埋まった歩道を避けようと児童が車道を歩くことも多く、同校では2年前から、この時期に保護者や教師が協力して下校時の見守りを行ってきた。しかし「ドラマなどの影響もあり、今年は紫陽花の見頃を迎える前から人出が多かった」(越川校長)ため、地元のイベントでの警護活動などに実績のあるガーディアンズに協力を依頼したという。
同団体のメンバーは27日まで、5人体制で見守りを行っており「気を付けて帰ってね」と声をかけると児童が「ありがとう」と元気に返事をする姿も見られた。保護者の1人は「毅然とした態度で誘導してくれるのでありがたい」と話す。
越川校長は「見守る目を増やすことで下校時の安全性を高めたい」としており、ガーディアンズの大津代表は「一番弱い立場である子どもが危険にさらされていると聞き協力を決めた。このような対症療法ではなく、行政や警察は抜本的な対策を考えてほしい」と話した。
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