鎌倉版 掲載号:2014年6月20日号 エリアトップへ

近代美術館鎌倉館 建物の保全求め署名活動 市民有志が鎌倉駅前で

文化

掲載号:2014年6月20日号

  • LINE
  • hatena
7月中旬まで日曜日の午前中に署名活動を行っている
7月中旬まで日曜日の午前中に署名活動を行っている

 神奈川県は、県立近代美術館・鎌倉館(雪ノ下)を閉館する方針を示している。同館が建つ鶴岡八幡宮との借地契約が2016年3月末で満了することを受けたもの。返還の際には更地にするという契約だったことから、「戦後モダニズム建築の傑作」と称される建物も存続の危機に瀕している。こうした事態を受け、建物の保全・活用を求める市民が署名活動を開始した。

 「近代美術館の建物の保全活用のため、署名をお願いします」。6月15日の朝、2人の女性が鎌倉駅前で通行人に呼びかけた。

 署名活動を行っているのは、市内で建築士事務所を営む横松佐智子さんら。横松さんは昨年末、新聞等の報道で近代美術館の存続問題を知ったという。「私自身何度も訪れて大好きな場所。壊してしまったら全ての価値が失われてしまうと思った」と友人2人と建物の保全・活用を訴える署名を集めることを決めた。

 調査や準備期間を経て、5月中旬から毎週日曜日の午前中に鎌倉駅前で活動を行っている。この日も足を止め、署名する人の姿が見られておりこれまでに1千筆以上が集まった。「想像していた以上に関心が高まっているように感じる。せめて建物は保全してほしい」と横松さんは話す。今後は7月上旬まで活動を続け、下旬に文化庁、県、市、鶴岡八幡宮にそれぞれ提出する予定という。活動への問合わせは【FAX】0467・25・3119横松さんへ。

 県立近代美術館・鎌倉館は1951年、鶴岡八幡宮内に建てられた日本初の公立近代美術館。建築家坂倉準三氏が手がけた建物は、「戦後モダニズム建築の傑作」と高く評価されている。

 鶴岡八幡宮との借地契約が2016年3月に満了することから、県は同館を閉館する方針を示している。契約では土地を返還する際には更地にする、としていたことから建物の保全を求める声が各方面から上がっている。

 そのため県は、建物の耐震診断などを含めた調査を9月から実施し、返還時における建物の処遇について今年度中に方向性を示す、としている。

鎌倉版のトップニュース最新6

釈迦堂口遺跡で崩落対策へ

釈迦堂口遺跡で崩落対策へ 文化

半世紀ぶり通行も検討

5月14日号

自宅療養者を地域で見守り

自宅療養者を地域で見守り 社会

医師会と訪問看護師が連携

5月14日号

最先端IT研究所に

野村総研跡地

最先端IT研究所に 社会

市 事業概要を発表

5月7日号

砂浜へのスロープ完成

由比ヶ浜海岸

砂浜へのスロープ完成 社会

バリアフリー化が前進

5月7日号

新人健闘7氏が議席獲得

鎌倉市議会議員選挙

新人健闘7氏が議席獲得 政治

投票率は48・73%

4月30日号

49カ所が「危険バス停」に

49カ所が「危険バス停」に 社会

国交省が新たに発表

4月30日号

あっとほーむデスク

  • 5月7日0:00更新

  • 4月23日0:00更新

  • 4月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年5月14日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter