認知症の人とその家族が気軽に集まり、交流や情報交換できる場を作ろうというイベントが7月5日、北鎌倉台商店街内の交流スペース「みらいずみ工房」で開催された。
これは、同商店街内に拠点を構える認知症デイサービス「ケアサロンさくら」(稲田秀樹代表)が主催したもの。認知症の症状を理解し、地域で支援する「認知症サポーター」のイメージカラーから「オレンジカフェ」と名付けられた。
当日は認知症の人や家族、介護施設の職員、地域のボランティア団体の会員ら15人が参加。和やかな雰囲気のなか、認知症サポーターの公式マスコットであるオレンジのロバのストラップ作りに取り組んだ。認知症の夫とともに参加した女性は「デイサービスのない土日はどうしても家に閉じこもりがちになるので、こうした機会があるのはありがたい」と話した。
同様の取り組みは「認知症カフェ」と呼ばれ、厚生労働省が2012年に発表した「認知症施策推進5か年計画」(オレンジプラン)にも盛り込まれている。本人だけでなく、家族の生活に対するサポートを充実させ、在宅での介護を支援することが狙い。全国で始まっているが、鎌倉市内で行われたのは初めてという。
今後は毎月第1土曜日に開催する予定(午後1時から4時まで)。主催したケアサロンさくらの稲田代表は「認知症の人と家族が気軽に集まれる拠点が、市内のあらゆる場所にできてほしい」と話していた。詳細は【電話】0467・39・5489稲田さんへ。
鎌倉版のローカルニュース最新6件
|
台湾への募金箱設置4月19日 |
|
|
|
鎌倉山かるた会 大会で躍進中4月19日 |