県立深沢高校ライフル射撃部の3選手が、7月28日から31日まで広島県で行われる「全国高等学校ライフル射撃競技選手権大会」に出場する。同校のインターハイ出場は4年連続。
個人・団体で出場権
ライフル射撃にはエア・ライフルとビーム・ライフルがあり、同校がエントリーしたのはビーム・ライフル。競技は10m先にある直径45・5㎜の的を狙うもので、1人45分の持ち時間で60射し合計点で競う。
神奈川県予選は6月14日、伊勢原射撃場で開催され9校86人が出場し腕を競った。その結果、高橋健さん(2年)が1位、菊地雅遼さん(3年)が4位に入り、個人戦でのインターハイ出場を決めた。また木塚政義さん(3年)を加えた3人での団体戦でも、全国の切符を掴んだ。
集中力がカギ
現在はインターハイ本番を目前に、密度の濃い練習が続く。普段は高校生らしい表情が見え隠れする3人だが、練習が始まると表情は一変し、教室の空気も一気に張りつめた。
立ったままの姿勢で重さ約5キロの銃で的を狙い続けるライフル射撃。全神経を集中させるため「競技終了後はすごく疲れる」と3人は声を揃える。そのためランニングなどの体力作りは欠かせない。
そして最後に物を言うのが集中力。2年生ながら県予選を1位通過した高橋さんの「どんな状況でも動じない精神力」には、先輩の2人も舌を巻く。
上位進出目指す
ライフル射撃部に入部したのは「珍しかったから」という3人。同部の強さの秘密を尋ねると「練習の合間や放課後は大騒ぎするけれど、練習では集中する。メリハリがあるのが良いところ」と笑う。
インターハイが高校生活最後の大会となる3年生2人は「プレッシャーを感じずに集中する」(菊地さん)「実力を出し切りたい」(木塚さん)と自然体を強調。また2年生エースの高橋さんは「いつも通り集中して、ファイナルに進出できる上位8人を目指す」と意気込んでいる。
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