鎌倉市と藤沢市を結ぶ江ノ島電鉄がこのほど、「2014年度選奨土木遺産」の認定を受けた。
「土木遺産」は(公社)土木学会が、歴史的土木構造物の保存に役立てようと、2000年から実施している制度。全国から推薦や一般公募で挙げられた土木構造物の中から、「保存の価値がある」と認めた20件ほどを毎年認定しており、今年は22件が選ばれた。県内ではこれまでに箱根登山鉄道や猿島要塞などが選ばれており、江ノ電は12件目となる。
1902年に竣工し、地元民や観光客の脚としての役目を担ってきた江ノ電。今回は「明治期の日本における鉄道黎明期(れいめいき)の雰囲気を今に伝え、地元密着型の軌道として湘南の風景の一部となっている貴重な土木遺産」として評価された。
認定を受け江ノ島電鉄(株)は「今後も地域で愛され続ける鉄道会社でありたい」と話している。
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