大町自治連合会(秋本民雄会長、9自治会、約2400世帯)は10月19日、地元のアマチュア無線クラブと連携した初の防災避難訓練を実施した。
訓練に参加したのは「鎌倉大町非常通信アマチュア無線クラブ」(菅尾成彦会長)のメンバー。同クラブは、東日本大震災で固定電話や携帯電話のほか、メールなども通じにくくなったことから「不特定多数に同時に発受信できるアマチュア無線の特徴を防災に活かそう」と2011年11月に市内の愛好家らが発足させた。現在は22人の会員がネットワークづくりや勉強会の開催を続けている。
訓練当日、参加者は午前10時のサイレンを合図に、5カ所の避難所へ移動を開始。初期消火や担架搬送の訓練なども行われた。
妙本寺と大町ふれあい広場の避難所にはアマチュア無線機が設置され、会員が参加人数や訓練内容について連絡を取り合った。同クラブでは「今後も自治会や行政との連携を深めていきたい」としている。
訓練に参加した男性は「災害が起こった時に最も大切なのは正しい情報。多様な通信手段があることは、いざという時に心強い」と話していた。
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