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鎌倉版 公開:2014年11月7日 エリアトップへ

市中央図書館 「図書を大切に扱って」 修繕ボラの活動を公開

社会

公開:2014年11月7日

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落書きを1ページずつ消しゴムで消していく
落書きを1ページずつ消しゴムで消していく

 一ページずつ確認しながら、消しゴムで落書きを消し、糊で背表紙を補強、破れたページをテープで貼る――。10月30日、市中央図書館多目的室で本の修繕ボランティアの活動が公開された。

 同企画は図書館まつりの一環として「図書の丁寧な取り扱い」を呼びかけることを目的に行われたもの。同館では、月に300冊ほどが汚れたり、破損した状態で返却される。ほとんどは経年劣化によるものだが、3分の1は人為的なものだという。図書カウンター内で簡単に修復できるもの以外は1、2カ月に1回、ボランティアが修繕している。

 70代の女性は「元々、子どもに絵本の読み聞かせをしていた。借りる本の中にボロボロのものがあり、ずっと気になっていた」と活動への参加のきっかけを話す。これまでに多くの破損本と出会ったが「子どもが粗相したのか、ページをめくるとひどい臭いがした絵本があった。皆で読む本をこんな状態にして知らない振りをするなんて、悲しい」と振り返る。

減らない破損本

 汚れや破損は水濡れ、落書き、切り取りなど多岐にわたり、なかなか減らないのが現状という。同館職員の中田孝信さんは「一番多いのは水濡れ本。雨の日はビニールに入れて渡すなど対策をしても、全てをカバーできていない」と話す。図書切り取り抑止のため、館内見回りにも力を入れている。

 中田さんは「万が一破損した場合は一言、職員に声をかけて欲しい。図書は市民の財産。大切に扱って頂けるよう、お願いするしかない」と語った。
 

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