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北鎌倉駅裏トンネル 協議会、開削方針を確認 景観に配慮、擁壁は植栽

社会

掲載号:2014年11月28日号

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市が提示した開削イメージの一つ。擁壁に植栽し斜面上部を山側に下げる
市が提示した開削イメージの一つ。擁壁に植栽し斜面上部を山側に下げる

 JR北鎌倉駅に隣接する「駅裏トンネル」の安全対策について話し合う協議会がこのほど開催され、岩そのものを切り崩す「開削」を前提に話し合いを進める方針が確認された。同トンネルをめぐっては、景観や史跡としての重要性を訴えて市民団体が保存運動を行っているが、通学路として多くの児童・生徒が利用していることや岩塊が崩落した場合、周辺や鉄道への影響が大きいことなどから「早期に抜本的な安全対策が必要」と判断した。

 JR北鎌倉駅そばの岩塊に素掘りされた「駅裏トンネル」は、設置から80年以上が経過し、岩の剥落やひび割れが目立つようになっている。昨年12月には地元町内会や学校関係者らが安全対策を話し合う「北鎌倉駅裏トンネルの安全対策協議会」が発足。8月に行われた同協議会で市は、コストや工期の面から最も有効な安全対策の案として、岩そのものを切り崩す「開削」を提案し、承認されていた。

市民団体が意見

 第6回となる話し合いは11月20日、山ノ内公会堂で開催された。

 この日は、景観と史跡保護の観点から同トンネルの保存を求めて活動する「北鎌倉史跡研究会」の出口茂代表が出席。協議会の運営方法や市が「トンネルが崩落する危険がある」とした根拠についての疑問を述べたうえで「トンネルの補強や大船側に新たな改札を設けるなどの対策を実施し、保存を前提とした話し合いを」と訴えた。

 これに対し委員から「できることならば慣れ親しんだ景観を残したい」という声があがる一方、周辺住民だけでなく多くの小中高校生が通学路として利用していること、地震や風水害で岩塊が崩落した場合には、周辺はもちろん横須賀線にも大きな被害が出る可能性があることなどから、「早期の安全対策が必要」という意見が大勢を占めた。

 これを受けて協議会は「開削」を前提に話し合いを進める方針を改めて確認。市からは開削後の擁壁に植栽を施すほか、斜面を2段にして周囲への圧迫感をなくすなどの案が出された。今後はより詳細な提案をもとに、植栽される植物の種類や周辺の景観との調和について話し合う予定という。

 市は早ければ、2015年度中にも工事を実施したいとしている。

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