市内由比ガ浜の「マナオハナデイサービス」で1月18日、「オレンジカフェ」が開催された。
これは認知症の人やその家族、地域の人が気軽に交流できる場を設けようと行われたもの。同様の取り組みは「認知症カフェ」と呼ばれ、厚生労働省が2012年に発表した「認知症施策推進5か年計画」(オレンジプラン)に盛り込まれるなど、全国で進んでいる。市内では、今泉台の北鎌倉台商店街に続いて2カ所目。
当日は約30人が参加。各テーブルには紅茶やコーヒーが用意され、雑談を交わしたり、家族同士が日ごろの悩みについて話し合う姿が見られた。また市内在住のピアニスト駒木佐地子さんによるピアノ演奏や「トーンチャイム」のワークショップ、アロママッサージも行われた。
昨年11月に始まったこの催し。企画した同施設の柴田康弘所長は「認知症の問題は、家族だけで抱えてしまうことも多い。気軽に集まれる場所を設けることで孤立を防ぐとともに、地域の人には認知症の人が決して特別な存在ではないと知る機会になれば」とその狙いを話す。
今後は奇数月に開催され、次回は3月15日(日)午後1時30分から3時30分までの予定。柴田さんは「地域の小中学校や商店街とも連携し、認知症の人に優しいまちづくりを進めることが出来たら」と話していた。詳細は同施設【電話】0467・39・6087へ。
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