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湘南エリアから関東甲信越方面への利便性がアップ 3月8日21時、さがみ縦貫道路が全通
建設が進められてきた首都圏中央連絡自動車道=圏央道を構成する神奈川県区間「さがみ縦貫道路」(茅ヶ崎市西久保〜相模原市緑区川尻・延長約34Km)の全線開通が3月8日(日)に決まった。さがみ縦貫道路の全通によって県内の縦方向の動線が強化され、時間短縮など利便性の向上が期待されている。
今回開通する区間は寒川北インターチェンジ(以下ICと表記)〜海老名ジャンクション(以下JCTと表記)間の4・3Km。
圏央道は、整備が進められている中央環状線、外環道を含めた3環状道路の一番外側に位置しており、総延長は約300Kmにおよぶ高規格幹線道路である。
今後、県内の藤沢IC〜釜利谷JCT間と埼玉県・茨城県・千葉県で建設中の区間が完成すると、都心から放射状に延びる東名高速、中央道、関越道、東北道、常磐道、東関道や東京湾アクアラインにも接続する首都圏の大環状道路が完成することになる。
さがみ縦貫道路としては昨年6月に相模原愛川IC〜高尾山ICの開通に続くもので、3月29日(日)には相模原ICも完成する。
県央の混雑解消に期待
昨年、相模原愛川IC〜高尾山IC間の開通後に行った調査(14年9月時点)では、国道16号線・八王子市大和田町四丁目交差点で小型車が5%、大型車で3%、国道129号線・相模原市中央区の田名赤坂交差点でも小型車が4%、大型車は8%、それぞれ交通量が減少したという結果が出ている。この地点を利用して既に混雑緩和を実感しているドライバーも多いのではないだろうか。
今回の開通では、平塚〜厚木間の国道129号線や県道46号(相模原茅ヶ崎線)の交通量減少による渋滞の解消が期待される。
今後は「横浜湘南道路」(藤沢IC〜栄IC・JCT)と「高速横浜環状南線」(栄IC・JCT〜釜利谷JCT)の整備が進められて接続されると、湾岸地域から湘南、県央地区を結ぶ新たな大動脈が誕生し、県内交通の円滑化が一層進むことになりそうだ。
北へのアクセスが便利に
さがみ縦貫道路を使い、鶴ヶ島JCTで関越道に入れば群馬県の伊香保や水上、草津などの温泉群もぐっと身近な存在になる。
また、藤岡JCTから上信越自動車道を利用すれば世界遺産として注目を集めている富岡製糸場、軽井沢もすぐそこに。
軽井沢を例に取ると、江の島を起点に都心を経由した所要時間が約4時間10分だったのに対して、圏央道経由では約2時間50分と大幅な短縮になる(混雑していない条件での計測)。
「圏央道」を使って四季折々の名産品を味わい、避暑やスキーなどレジャーの楽しみ方も広がるので、これからの計画に組み入れてみてはいかがだろうか。
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