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大船署管内 振り込め被害ゼロ継続中 学生の防犯活動も貢献

社会

掲載号:2015年3月27日号

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 大船警察署(綿引緑署長)管内では、今年に入って振り込め詐欺被害ゼロが続いている。昨年は1年間で17件約4900万円と過去最悪の被害を記録。同署生活安全課では「金融機関との協力による『水際対策』や地域の学生らによる防犯活動の成果では」と話す。

 振り込め詐欺の被害は、増加の一途をたどってきた。昨年1年間に神奈川県内で発生した被害は1392件約42億円。2012年の515件約13億円と比較すると、2年で件数、被害額とも約3倍となった。

 大船署管内でも12年は2件約660万円だった被害が、13年に20件約4020万円、14年は17件約4900万円と過去最悪の被害額となった。

 しかし、昨年12月の事案を最後に、同署管内では被害ゼロが続く。年明け以降のゼロは、3月25日時点で県内54署中、9署のみ。昨年1〜3月の被害(6件約1540万円)と比較すると、大幅な減少となった。また鎌倉署管内でも1月の1件に止まるなど、今年に入って被害の減少傾向が続いている。

 その理由について大船署生活安全課は「これまで続けてきた被害抑止、啓発活動がかたちとなって現れてきたのでは」とする。

 特に金融機関と協力し、高額な引き出しをする高齢者に職員が積極的な声かけを行う「水際対策」は大きな成果を上げており、大船署管内だけでも、昨年は39件約1億1千万円の被害を抑止したという。

鎌学生を表彰

 また「高齢者が孫のように接してくれるので、注意を聞いてもらいやすくなる」と大船署が高く評価するのが、鎌倉学園中学校・高等学校インターアクト部の活動だ。

 同部は12年から大船署と共同で地域のパトロールを開始。こどもの家での防犯紙芝居の上演や高齢者宅の清掃、振り込め詐欺防止の呼びかけをテープに吹き込むなどの活動を行っている。3月18日には今泉さわやかセンターで、詐欺の手口を描いた寸劇にも初めて挑戦した。こうした功績が認められ、同部はこのほど、防犯功労団体として警察本部長褒賞を受賞した。

 部長の原望峰さん(17)は「このような賞をもらえてうれしい。現在10人ほどで活動しているので、今後はもっと仲間を増やしてまちの役に立つ活動をしたい」と感想を話した。

綿引署長から表彰される原部長
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