老朽化などを理由に市が解体の方針を示している旧町立図書館の現況調査が5月半ばに「横浜歴史資産調査会旧鎌倉町図書館調査委員会」によって行われ、このほど中間報告書が発表された。同施設の保存を訴える団体「図書館とともだち・鎌倉」が市など関係各所に配布した。
同報告書によると、施設は一部腐朽がみられるものの構造的に頑丈に作られており、必要な箇所を手入れすれば長期の使用に耐えられる建物であるとしている。また「県内最古の図書館建築で昭和初期の様子を伺える貴重な遺構」といった価値も提示された。
「図書館とともだち」の阿曾千代子さんは「専門家から評価されたことによって、保存のための活動に確信が持てた」と話している。最終的な報告書は約1カ月後に完成が見込まれており、市中央図書館で閲覧できるようになる予定だという。
チャリティーコン開催
「図書館とともだち」は7月17日(金)、「旧鎌倉図書館保存チャリティーコンサート」を鎌倉生涯学習センターホールで開催する。今回の調査結果が報告された後、テノールとピアノによる演奏が披露される。
午後3時30分開場、4時開演。全席自由で前売り2500円、当日3千円。収益は旧図書館の保存に活用される。チケットはたらば書房、島森書店等で販売。問合せは【電話】0467・22・8545黒瀬さんへ。
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