鎌倉市が腰越地区に建設を予定している老人福祉センターの外観カラーデザインが、このほど決まった。市は決定にあたって「利用者や住民の皆さんに納得してもらえるデザインに」と一般投票を実施。400人以上の市民が参加した。
デザインの投票は6月15日から30日まで、腰越行政センターで行われた。同センターロビーに4つの案が掲示され、435票(有効票432)が投じられた。その結果、選ばれたのは半数近い202票を獲得した深緑色の屋根にクリーム色と濃灰色の外壁のデザイン案。市高齢者いきいき課は「茶色や黄土色といった濃い色合いの外壁よりも、明るい色合いのクリーム色が好まれたようだ」と話す。
今回の試みは、同センター建設予定地である津西1丁目が風致地区に指定されているため行われた。同課によれば「周囲の緑地に配慮し自然に調和するデザイン」として【1】深緑色の屋根にクリーム色・濃灰色の外壁【2】濃灰色の屋根に茶色の外壁【3】濃灰色の屋根にクリーム色の外壁【4】茶色の屋根に黄土色・コンクリート打放しの外壁の4パターンが提案された。こうした試みは極めて珍しいという。
老人福祉センターは高齢者の交流や文化教養の場として、開設されるもの。市内5行政区域中、腰越地区は唯一同センターがなかったこともあり、以前から地域住民による建設を求める声があがっていた。市によると、2016年3月に着工し、翌年3月の開設を目指しているという。
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