市内常盤在住の稲垣麻由美さん=人物風土記で紹介=はこのほど、妻が出征した夫に送った手紙から戦時下の様子を探る「115通の恋文」を上梓した。この企画の発端は、知人であった七里ガ浜在住の渡辺喜久代さんの父・山田藤栄さんが復員時に持っていた手紙の束。7年前にこの束を渡辺さんから見せてもらったことをきっかけに、稲垣さんは書籍化を決めたという。
書籍のプロデュース業を営む稲垣さんが自ら著者となり、藤栄さんの軍歴証明書を取り寄せるなどして、恋文の裏側にあった歴史の流れなどを調査した。稲垣さんは「後世にも戦争の実情を伝えていける一冊になれば」と話している。同書籍はA5版192ページ、1300円(税別)で扶桑社より発売。
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