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鎌倉版 公開:2015年10月23日 エリアトップへ

湘南モノレール株式会社の取締役社長に就任した 尾渡(おわたり) 英生さん 大田区在住 54歳

公開:2015年10月23日

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尾渡(おわたり) 英生さん

「地域支える存在でありたい」

 ○…交通事業経営支援会社「みちのりホールディングス」のもとで再スタートを切った湘南モノレール。その取締役社長に10月1日、就任した。「駅舎のバリアフリー化やICカード導入などを実現し、地域の方々がより利用しやすいモノレールを目指していきたい」と意気込みを語る。

 ○…福岡県出身で、大学進学を機に埼玉県へ。「ぼんやりと海外で大きな仕事がしたいという思いがあった」と、大学卒業後は総合商社双日の前身である日商岩井に入社。東南アジアを中心に自動車関連や物流畑を歩み、海外と日本を行き来する日々を送った。入社直後に担当していたフィリピンで「アキノ氏暗殺事件」が発生。現地通貨ペソが急落し、経済はマヒ状態に陥った。「商品が売れないどころか、資金繰りにも四苦八苦した。あの時はどうなるかと思いました」と苦笑いしながら、「厳しい状況でも課題をひとつずつクリアしていくことの大切さなど、学んだことは多かった」と当時を振り返る。

 ○…転機は50歳を越え、「将来」について考え始めたとき。東南アジア各国の勢いを肌で感じてきた一方、少子高齢化が進む日本をずっと気にかけていた。「経済とは『ヒトとモノの動き』。国内ではその基本となる社会インフラがメンテナンスの時期に入っている」と冷静に分析。これまで携わってきた物流などの知識や経験を、日本の将来のために生かせないかと考えていた。同社社長へのオファーはそんな折だったという。

 ○…「周りのために何ができるかを考える姿勢を学んだ」と話すラグビーは、高校から社会人まで約10年間続けた。「ワールドカップに出場した山田章仁選手は同じ出身高校なんですよ」と嬉しそうに話す。家族は妻と2人の子ども。現在は都内から通勤しているが、モノレール沿線で物件を探しており、もうじき引っ越す予定だ。「まずは地域に溶け込むことから始めたい」と笑顔で話した。

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