神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2016年3月25日 エリアトップへ

第4回FACE展2016で優秀賞を受賞した 三鑰 彩音さん 材木座出身 28歳

公開:2016年3月25日

  • X
  • LINE
  • hatena

「自分の表現突き詰めたい」

 ○…新進画家の登竜門として知られる第4回FACE展2016で優秀賞を受賞した。作品名は『曖昧』。自画像をモチーフに、感情の揺らぎを表現した。現在は多摩美術大学大学院の1年生で、これまでも積極的に個展の開催やコンクールへの応募を続けてきた。同コンクールへは3度目の挑戦。「おばとの旅行中に受賞の知らせを聞いて。驚きと嬉しさで一杯でした」と笑顔で振り返る。

 ○…材木座出身。中学・高校時代はバスケに打ち込むスポーツ少女。アートの道に進む転機となったのは将来のことを考え始めた高校3年生の時だった。「母が美容師だったのでその道も考えたが同じは嫌だった。モノ作りが好きだったから美大に行こうと思った」と一念発起。ある日、学校が終わるとその足で美大受験学校を訪問し、家に帰り両親に直談判したという「思い立ったら行動派」だ。

 ○…美大受験にあたっては日本画を選択。しかし、ゼロからのスタートで5浪の末に現在の大学に入学した。それでも、その間にアルバイトや1人旅など、多くの経験を積んだことが今に生きているという。「ひとつのことにのめり込み、力を入れすぎる自分の性格を客観視することができた。得意なことを伸ばしていけばいいんだと学んだ」。予備校最後の1年間の学費はアルバイトで捻出したことも自信につながった。

 ○…絵具や、キャンバスとなる和紙、麻紙の話になると熱がこもる。「大和絵が日本画と呼ばれるようになったのは、ここ100年くらいのこと。枠にとらわれず、鉱物や虫など、自然のものからできる日本独自の画材を使った表現を追求したい」と自分の中の軸は確立したようだ。現在は修了制作と展示の準備に奔走中。卒業後については「まだわかりません」としながら、「日本の画材の魅力を海外の人に伝えたい。これからも何らかの形で絵に関わっていきます」と凛とした表情で前を見つめた。

鎌倉版の人物風土記最新6

斉藤 正朗さん

鎌倉商工会議所青年部の会長に就任した

斉藤 正朗さん

横浜市在住 44歳

4月26日

松原 駿吾さん

鎌倉青少年会館のリニューアル実行委員を務める

松原 駿吾さん

鎌倉学園高校 15歳

4月19日

尾林 功二さん

鎌倉市バスケットボール協会の会長に就任した

尾林 功二さん

山崎在住 53歳

4月12日

森 文男さん

鎌倉警察署長に就任した

森 文男さん

市内在住 59歳

4月5日

佐々木 卓栄さん

大船警察署長に就任した

佐々木 卓栄さん

市内在住 55歳

3月29日

伊藤 大晴さん

今季から鎌倉インテルの主将を務める

伊藤 大晴さん

横浜市在住 23歳

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook