ゴールデンウイーク中の5月3日〜5日、熊本へと向かいました。片道7時間かけて新幹線で現地へ。熊本市内に宿泊先がないので、博多に泊まりながら2日間、通いました。
熊本市内は一見、静かで、市電もバスも走っています。食堂や商店も営業を再開し、ライフラインはほぼ、復旧したとのことでした。
しかし市内では多くの建造物に「赤・黄・緑」の紙が貼られています。これは「被災建築物応急危険度判定士」が診断し、家屋やビルが今後余震に耐えうるかどうかの目安です。最も倒壊の危険が高い赤の割合は3割ほど。家の所有者は、避難所での生活を余儀なくされているようです。
それら家屋の多くは、ボランティアの手により整理中でした。しかし、余震が来るたびに、大声で呼びかけて作業を中断し、屋外へ避難します。
同じ通りを歩いていても、倒壊した家と全く損傷のない家とがありました。地元の方は「地盤が微妙に違うからだ」と言います。熊本市は阿蘇の水脈が通じて、湧き水が多い街です。その分、地盤が弱いところもあり、被害に差が付いたのかも知れません。
上写真のように、熊本城は無残な姿になっていました。この城は市内のあらゆる所から望む事ができるため、市民の落胆は大きいようです。それでも熊本城内を回っていると、初老の男性から「加藤清正公の作った石垣や、唯一現存する宇土櫓だけはほとんど壊れなかった。さすがですたい」と自慢されました。歴史的遺産の価値は、私達が思う以上に重要ではないかと感じた瞬間でした。
被災者にお話しを聞いて、とても気になったのは「家は大丈夫だったが、家具は全てが倒れて下敷きになり怪我をした人が多い」ということです。阪神淡路大震災の時も、家具の転倒で大勢の方が就寝中に亡くなりました。
鎌倉ガーディアンズは、家具の転倒防止のための突っ張り棒の取付作業を無料で行っております。今こそその重要性を市民に知ってほしいと思っています。
詳細は【携帯電話】080・6809・1545片瀬、または【メール】no-crime@s5.dion.ne.jpまでご連絡下さい。
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