市内で4施設目、深沢小学校区初となる民間学童保育施設が4月1日(土)、常盤に開設される。運営するのは梶原子ども会館の運営に携わってきた地域の母親らからなるグループ。関係者は「保護者、地域、行政と連携して子どもを育てる環境を作りたい。ゆくゆくは誰もが気軽に集える場所となれば」と話している。
学童保育施設「ふかふか」(常盤145)は市内の小学生を対象に、放課後の学習や遊び、習い事を行う場として開設される。
運営する特定非営利活動法人「梶原あそび基地」(水澤麻美代表=人物風土記で紹介)は2012年に地元の母親らが設立した団体で、市と協働で梶原子ども会館を運営していた。
しかし市は同館の運営に指定管理者制度を導入。昨年4月にプロポーザルが行われ、民間企業が委託先として選ばれた。
これにより、同館の運営から離れることになった水澤さんらは「これまで4年以上にわたって培ってきたノウハウや人との繋がりを無駄にするのはもったいない」と一念発起。NPO法人格を7月に取得したことや周囲の後押しもあり、メンバー9人が中心となって学童保育施設の開設へ向け動き出した。
地域住民の好意で工務店の作業場だった場所を借り受け、設計も知り合いの建築士に頼むなど、手弁当で準備を進めてきた。
内装は子どもの健康に配慮し自然素材を使用しているほか、土壁など一部伝統工法を使っているのも特徴だ。1階には遊び場や畳部屋、キッチンを備え、2階には本棚を設置した。
施設見学会も
オープンに先立ち、同法人はイベント「造形あそびTシャツコンビネーション」を3月4日(土)、グルメシティ鎌倉店前広場(常盤355の17)で開催する。午前10時30分から午後2時30分まで。参加無料。また、11日(土)には施設見学会を午後2時から4時まで開催する。水澤さんは「この機会にぜひ見に来ていただければ」と呼びかけている。
学童保育施設「ふかふか」の対象は小学1年生から6年生で定員40人。利用時間は平日が下校時から午後7時まで。土曜日が午前8時から午後5時まで。学校休校日が午前8時から午後7時(土曜日は5時)まで。
料金等の問い合わせは同施設【電話】0467・32・3830または【メール】fkfk.gakudou@gmail.comへ。
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