鎌倉消防署腰越出張所(腰越4の9の12)の改築工事がこのほど完了した。車いすでも屋上へ避難できるスロープを設けるなど、防災対策の充実を図った。関係者は「いざという時に市民の安心安全を守れるよう、より一層励んでいきたい」と話している。
新庁舎は鉄筋コンクリート造の3階建て。消防ポンプ自動車1台、高規格救急自動車1台、小型動力ポンプ付積載車1台を配備し腰越地区の鎌倉市消防団第22分団器具置場を併設する。
また、建物の位置が津波の想定浸水範囲内であることから庁舎の外周にスロープを設け、車いすでも屋上に避難できる構造にした。
建て替え前の建物は1962年、腰越支所に併設の分署として歴史がスタート。92年、消防機構改革に伴い出張所に改称し、施設の老朽化を受けて2014年9月から解体工事が始まった。新たな建物の建設は15年11月に着工。今年の2月16日に竣工し、3月1日から業務を開始した。
市消防本部は4日(土)と5日(日)の2日間、同出張所の内覧会を開催する。両日とも午前10時から正午まで。駐車スペースはないため、公共交通機関の利用を呼び掛けている。
問い合わせは【電話】0467・44・0983市消防本部消防総務課へ。
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