このほど「CIAL鎌倉」として再スタートを切った鎌倉駅東口の駅ビル。改修前のビル内に、少年像が設置されていたのを覚えている人も多いだろう。
「友情」と題された高さ約1m65cm、幅約1mのこの像は、市内今泉台在住の彫刻家、岩田実さん(68)が制作したもの。3t近くある白御影石を切り出した大作で、少年2人がボール遊びの合間に仲良く肩を組む様子が描かれている。
作品は2003年、JR東日本に寄贈され、同年10月に鎌倉駅東口改札に設置。その後は駅ビル内の一角に移設され、利用客らに親しまれてきた。
しかし同駅とビルの改装工事が行われるにあたり、東逗子駅前のロータリーへの移設が決定。3月19日には除幕式が行われた。
当日は、岩田さんら関係者約80人が出席。岩田さんの妻で「少年像を設置する会」代表の敬子さんが「素晴らしい場所に設置していただけることに感謝したい」と挨拶。その後、地元小学校の児童らも加わって除幕し、作品の新たな門出を祝った。岩田さんは「少年像が今後、逗子市民や駅を利用する人々にとって元気や生きる喜び、絆をもたらす象徴になったらうれしい」と話していた。
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