市内初となる「病児保育室」がこのほど、由比ガ浜にオープンした。市が地域の医療機関に委託し実施する事業で、関係者は「今後は定員を増やしていきたい」とする。
「病児保育」は病気で看護が必要な状況ながら、仕事などで保護者が自宅で保育することが難しい子どもを一時的に預かるもの。
「トコトコ」(由比ガ浜2の6の20第二田中ビル202)は、医療法人ゆいの会かまくらファミリークリニック(栗原大輔院長)が市の委託を受け、7月4日から運営を開始した。対象は市内に在住または通園・通学する生後6カ月から小学校6年生までの子ども。定員は4人で、看護師1人、保育士2人が常駐し保育を行う。
病気の子どもを一時的に預けられる施設の要望は、保護者連絡会などを通じてたびたび市に寄せられてきた。市は2008年、回復期の子どもを対象にした「病後児保育室」を大船に開設。ただ「病児保育」は医療機関に併設された施設での保育が必要となるなど設置のハードルが高く、なかなか実現できなかったという。
「トコトコ」を運営する栗原院長は「地域でのニーズは高く、ゆくゆくは定員を増やせれば」と話している。保育料は1日2500円で、時間は祝日と年末年始、夏季休暇を除く月曜から金曜までの午前8時30分から午後6時まで。利用には【URL】http://tokotoko-kamafami.comから申し込みが必要。詳細は【電話】0467・38・9009へ。
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