鎌倉学園高等学校ボクシング部の松木健太さん(3年)が8月4日(金)から福島県会津若松市で開催される全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に出場する。同部の選手が出場するのは5年ぶり。松木さんは「強敵が多いが、入賞を目指して自分の力を出し切りたい」と意気込んでいる。
松木さんは6月に武相高校で行われたインターハイ県予選ライト級(56kg〜60kg)に出場した。決勝の相手は関東大会への出場経験もある「タフな選手」だったが、序盤から有効なパンチを決め続けた松木さんは、判定の結果3対0で完勝。自身初となる全国大会出場を決めた。同部としてもインターハイ出場は5年ぶりで、松木さんは「強い相手に勝つことができ、自信になった」と振り返る。
1年で急成長
高校入学と同時にボクシングを始めた松木さん。それまで競技経験はもちろん、知識もほとんどなかったというが、顧問の鎌田学教諭から勧誘を受けて興味を持ったという。
2年生の春の大会で初めて公式戦に出場したものの、この時は1回戦で惜敗。しかし続く6月のインターハイ県予選で初勝利を挙げると、ベスト8にまで進出した。
サウスポーの松木さんのファイトスタイルは、ジャブで相手との距離を取りながら攻撃のチャンスをうかがうアウトボクシング。特に懐に入ってきた相手に合わせる左ストレートが武器だ。「この1年間で自分のスタイルに自信をつけた」と鎌田教諭も成長ぶりに目を見張る。
競技で最もつらいのが減量という。普段は66kgほどの体重を、60kgにまで絞らなくてはならないため、試合を目前にした現在は、鳥のささみに野菜という「減量食」が続く。「母が減量のためのお弁当を作ってくれるなど、家族が協力してくれるのでありがたい。減量は大変だが、勝った時はそれまでの努力が認められたようでなにより嬉しい。ひとつでも多く勝って入賞を目指したい」と意気込んでいる。
大会は8月4日(金)に開会式が行われ、5日(土)から10日(木)まで、あいづ総合体育館で開催される。
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